平屋を建てるなら尺モジュールよりメーターモジュールがお薦め

家づくり

初めに

というわけで今回はいきなり結論を書いていますね。

尺モジュールとメーターモジュールの違いなんてここより遥かに優秀なブログが纏めてくれています。
今更私が違いを上げる必要など皆無です。

 廊下の有効幅メリットデメリット 
尺モジュール779mm一般的な家屋向け。建材などコストが抑えられる。狭いため車椅子を使う場合は当たる。圧迫感が強い。土地の高い都市部向け。
メーターモジュール870mm広々して圧迫感が無い。車椅子が普通に通れる。家全体が広くなるためコストが掛かる。土地も必要になる。土地が広い地方向け。
平屋の場合はこちらにするべき
尺モジュールとメーターモジュールの違い

よって今回は平屋を建てる場合、メーターモジュールを薦める理由について書いていきます。

感覚の違い

私は田舎というほどではありませんが、地方の郊外の広いお屋敷で育ちました。
今の家も30年ほど前にリフォーム(ダイワハウスらしい)された時にメーターモジュールで
作られました。そのため家も廊下も広い方が良いじゃないって安直に考える派なのです。

ところが、SNSやブログなどを見ていると「家の坪数を減らしてその分を他に回した方が良い」という意見をちらほら見掛けます。
地方民の自分からすれば意外なんですが、よく考えれば都市部の方からすれば合理的な結論なんですよね。なぜなら

土地が高いから

うちのような市街化調整区域でもない、ましてや都市部なんて30坪程度の土地を買うだけで優に
3,000万くらいします。
必然的に狭い(失礼)土地に2階建て3階建て(1階分が20帖あるかないか)になるので限られた空間を
コンパクトに、効率的に活用しようというのは当然の帰結です。

しかしメーターモジュールだと廊下だけで幅が870mmと尺モジュールより90mmも広くなってしまう
のでデッドスペースが増えてしまうのですよね。そりゃ尺モジュールが標準になるわけだ・・・
ましてやメーターモジュールは基礎も屋根材も全て増えるためコストも上がります。
限られた土地でなんとかやりくりしているのにそんな無駄なことは出来ないでしょう。
実際、上に紹介した記事でも尺モジュールを薦めています。

しかしメーターモジュールを薦める

コストとか空間の効率性を考えるなら尺モジュールにするべきです。
家全体をコンパクトにして坪数を落とし、空間を効率的に使う方が理に適っています。
広い家など昭和レトロな道楽です。

しかしですね・・・そんなんはクソくらえ汚いです!!

少なくとも土地を確保できて、平屋を建てる場合はメーターモジュールにしましょう。
なんのために平屋を建てるのですか?国土の狭い日本なら2階建ての方が合理的なんです。
それでも平屋を建てられるのは幸いにして土地を確保できたからです。
それを活かすにはメーターモジュールで広く、圧迫感が無い家にするべきです。

平屋は階段が無く高齢者向けでもありますからその点でも広めのメーターモジュールの方が後々困ることが少ないです。

繰り返しますが、折角の土地で平屋を建てることが出来るならセコいこと言ってないで広々した家にしましょう。
全体の坪数を過剰に上げる必要はありません。ただ圧迫感を感じない、
風通しの良い家を建てるのにメーターモジュールの方が良いというだけです。

終わりに

少々言葉がきつくなった感がありますがまあ地方民の戯言程度に聞き流して下さい。

私も坪数を下げてコンパクトな家の方が合理的でコストパフォーマンスが良いとは思います。
都市部で家を建てることになっていたなら尺モジュールにしたでしょう。
しかし、合理性だけで家は建ちませんし、建てない方が良いです。
そんなこと言ったら注文住宅より中古の分譲マンションの方が投資的には良いのです。

以上、これから平屋を建てる方向けの助言でした。

かなん
かなん

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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